TSK粉末処理システムの新しい可能性

TSK粉末処理の基本的な仕組み

STEP1.スプレーミストが塗料カスとなり、細かな粒子となり水中に分散しています。

STEP2.そこに粉末凝集剤(主剤W)を投入します。

STEP3.混合装置を使用して、しっかりと粉末凝集剤と水を混ぜ合わせます。

STEP4.粉末凝集剤と反応した塗料カスは圧倒的な浮上力で水面に浮上します。

STEP5.浮上した塗料カスを回収して、固液分離処理の完了です。

粉末処理の応用と可能性

小型濁水処理装置

当社は水性スプレーミストの固液分離を効率良く行う為の、粉末凝集剤と固液分離方法・固液分離装置の技術を保有しております。
現在トヨタ自動車様塗装工場内で数多くご採用頂いておりますが、この固液分離方法式は、塗装業界のみならず、土木・食品業界等汚れた水を排出する業界等、粉末凝集剤を使用した水処理が可能な業界において十分活躍できる能力を有しております。
その他、汚濁・汚染水の処理においても活用できる可能性を十分に秘めております。

「濁水」「汚染水」の分野でも弊社のシステムは注目されております。
写真は福島県某所で活躍している弊社の小型濁水処理装置です。
新規性・取扱性等、非常に高評価を頂いております。

詳しいカタログはこちら>>

当社からのメッセージ

当社は凝集剤と装置の両方を理解した上で様々な経験を積み、他社では解決不能な事案にも取り組んで参りました。
それぞれの製品の性能を最大限引き出す為のノウハウがあるからこそ、新しい領域におけるチャレンジが可能になると自負しています。
現状の処理に満足せず、この粉末凝集剤を使用した固液分離処理の更なる進化を目指して、常に研究・開発を続けております。
粉末凝集剤を使用する水処理で、コンパクト且つシンプルで故障の少ないシステムをお探しの方は是非一度ご連絡下さい。



新しい技術への挑戦~塗料ミストの固液分離処理システムの性能向上による環境負荷の低減~

弊社では、トヨタ自動車で高評価を頂いております「粉末凝集剤を使用した水性塗料ミストの固液分離処理システム」の性能をさらに向上させるために、様々な取り組みを行っております。そのひとつとして、平成24年度ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金制度を利用して、国立大学法人群馬大学との共同実験を行いました。


 共同実験の内容

共同実験の内容

弊社はかねてより固液分離の現場での経験から、固液分離の処理の前に特別な処理(撹拌処理)を行うことにより、分離の効果が増大するのではないかという仮説を持っておりました。今回の実験はこの仮説を検証するために実施されました。結果としてSS・NTU・含水率等5項目において現状の処理を上回る結果となりました。また、凝集剤の添加量を従来方式より15%低減する可能性があることも判明しました。

また、実験において用いた事前処理には最大効率点があることも発見することが出来ました。こうした結果は弊社には大きなノウハウとなります。これらノウハウをさらに現場において活用していければと考えています。

(当技術は当社特許技術です:特許第6040267

この方式にご興味のある方に!

この方式は至ってシンプルです。既存の処理システムの前に事前撹拌処理を追加するだけですむため、新たにシステムをご検討されるお客様には全てを一体化したユニットのご提案を、又、既に弊社の粉末凝集剤(ラクキラー21(RAKUKILLER21)主剤W・TW)による処理を導入しているお客様には、事前撹拌処理装置の追加を御提案させて頂くことが可能です。

御興味のあるお客様は是非一度ご検討をお願いします。


 粉末凝集剤を使用する他業界における可能性

こうしたノウハウは、環境破壊の原因となる水質汚濁や、災害等に伴う水質汚染の改善にも活用していけると考えています。実際に濁水処理の分野において、弊社のシステムは実績をあげており、ご評価を頂いております。詳しくは、こちらをご覧ください。